Kindle Paperwhite（第10世代）とKindle Voyageの比較

Kindle Paperwhite（第10世代）とKindle Voyageを比較してみました。

Kindle Paperwhite（第10世代）は、一つ前の旧機種 Kindle Paperwhite（第7世代）のアップグレード版というよりも、もはや別物の近い端末になっています。

どちらかというと、Kindle Paperwhiteは、一つ上の上位機種であるKindle Voyageに近い端末になりました。

おそらく、Amazon側もKindle Paperwhite（第10世代）をKindle Voyageを置き換える端末として考えているような気がします。

その証拠に、Kindle Paperwhite（第10世代）が発売されたのち、Kindle VoyageはAmazonサイト上で購入できなくなりました。

そこで気になるのが…

「いまKindle Voyageもってるけど、Kindle Paperwhite（第10世代）に買い換える必要はあるの？」

という問題です。

Kindle Paperwhite（第10世代）とKindle Voyageは同レベルの端末だといっても、ところどころ違いますので、その点を比較しています。

Kindle PaperwhiteとKindle Voyageのデザインの違い

左側がKindle Voyage、右側がKindle Paperwhite（第10世代）です。

Kindle Voyageには、左右の両端に「・」と「｜」のマークのページ送りボタンが付いていますが、Kindle Paperwhiteにはありません。

Kindle Paperwhiteはフリック入力でページ送りすることになります。

また、上写真からは判断しにくいですが、Kindle Voyageには、正面向かって画面左端に明るさ自動調節用のセンサーが付いています。

Kindle Paperwhiteには明るさ自動調節の機能はありませんので、センサーは付いていません。

サイズに関しては、Kindle Voyageの方がサイズ的には少し小さめです。

横幅はほぼ同じサイズですが、縦の長さがKindle Paperwhtieの方が長いです。

裏面は前面よりも見た目が大きく違いますね。

Kindle Voyageの裏面は、上部のアンテナカバー用のプラスチック素材と、その他の部分のマットなゴム素材との2種類の素材でできています。

一方、Kindle Paperwhiteの裏面は、プラスチックゴムのような素材でくるりと覆われています。

見た目からわかるとおり、Kindle Voyageはカクカクしていて、Kindle Paperwhiteはスムースです。

個人的には、角ばっていないKindle Paperwhiteの方が持ちやすいと感じます。

Kindle PaperwhiteとKindle Voyageの薄さの違い

Kindle Voyageは、上部にいくほど厚くなっています。

Kindle Paperwhiteは、上部と下部に厚みの違いはありません。

均一な薄さです。

手に持った印象としてはKindle Voyageの方が薄く感じます。

ただ、Kindle Paperwhiteの方が厚みがあるとはいっても、たった8.18mmしかありませんからね。

そこまで分厚いなとは感じません。

Kindle PaperwhiteとKindle Voyageの重さの違い

重さは以下のとおりです。

■Kindle Voyage
WiFiモデル：180g
WiFi+3Gモデル：188g

■Kindle Paperwhite（第10世代）
WiFiモデル：182g
WiFi+4Gモデル191g

Kindle Paperwhiteの方が、WiFiモデル版で+2g、WiFi+4Gモデル版で+3g 重くなっています。

微々たる差ではありますが、確かに持った感じとしては、Kindle Voyageの方が軽く感じます。

Kindle Paperwhiteの手触りの良さ、持ち安さを考慮すると、たった+2〜3gの重量差は許容範囲なのではないかなと思います。

Kindle PaperwhiteとKindle Voyageの輝度の違い（画面の明るさの違い）

上画像は、Kindle Voyage（左側）とKindle Paperwhite（右側）の輝度をMAXにして撮影した写真です。

Kindle Voyageの方が明るいです。

Kindle Paperwhite（第10世代）はLEDライトを5個搭載していますが、Kindle Voyageは6個搭載しています。+1個の差が出ていますね。

とはいえ、Kindle Paperwhiteのレビュー記事でも書きましたが、輝度MAXにして使うことはまずないと思います。明るすぎて文字が読みにくいので。

なので、Kindle Paperwhiteでも画面が暗くて困るということはないでしょう。

ちなみに、上写真だとKindle Voyageに対してKindle Paperwhiteの画面がガクンッと暗くなっていますが、実物をみるとここまで差はありません。

おそらく、カメラの設定が悪かったのだと思います。

Kindle Paperwhiteの画面の明るさに関しては、Kindle Paperwhiteのレビュー記事で、最小〜最大まで比較していますので参考にしてみてください。

Kindle PaperwhiteとKindle Voyageの回線速度の違い

左側は、Kindle Voyage、右側はKindle Paperwhite（第10世代）です。

Kindle Voyageが3G回線を使用しているのに対して、Kindle Paperwhiteは4G回線（LTE）を使用しているのがわかります。

Kindle VoyageよりKindle Paperwhiteの方が本を早くダウンロード出来るようになっています。

Kindle PaperwhiteとKindle Voyageの防水性能の違い

Kindle Voyageには防水機能がありません。

上写真からも分かる通り、ツギハギだらけのボディですから、もし水につければ浸水しまくるでしょうね。

Kindle Paperwhite（第10世代）は、Kindle Oasisと同じレベルの防水機能があります。

深さ2mの真水に60分沈めても大丈夫です。

もし、お風呂場やプールサイドで本が読みたいという人は、たとえKindle Voyageを持っていても、Kindle Paperwhiteに買い換える価値は十分にあるでしょう。

同じもう水機能を持つKindle Oasisを買うよりお買い得です。

Kindle PaperwhiteとKindle Voyageのストレージ容量の違い

Kindle Voyageのストレージ容量は4gです。これ以外に選択肢はありません。

Kindle Paperwhite（第10世代）のストレージ容量は、8g、もしくは32gのどちらかを選べます。

Kindle PaperwhiteはKindle Voyageの2倍以上のストレージ容量があるので、大きな差ですね。

たとえば、Kindleでマンガや雑誌など、データ容量の大きい本をよく読む人は、Kindle Paperwhiteへの買い替えを検討しても良いかもしれません。

Kindle PaperwhiteとKindle Voyageの価格の違い

Kindle Voyageの価格は、 2万3980円〜です。

Kindle Paperwhite（第10世代）の価格は、1万3980円〜です。

Kindle Paperwhiteは、Kindle Voyageにはない「4G回線」「防水機能」があって、-1万円も安くなっていますので、非常にコスパが良いです。

まとめ

こういう人は、たとえKindle Voyageを持っていても、Kindle Paperwhite（第10世代）に買い換える価値はあります。

ただ、今のところKindle Voyageに満足していて、本のダウンロード速度にもストレージ容量にも不満がないという人は、そのままKindle Voyageを使い続けてもいいと思います。

一つ前の旧機種 Kindle Paperwhite（第7世代）を使っている人は、Kindle Paperwhite（第10世代）への買い替えに迷う必要はないでしょう。別機種といっていいぐらいグレードアップしていますので。

Kindle Paperwhite（第7世代）とKindle Paperwhite（第10世代）の比較に関しては以下の記事でまとめていますので、よかったら参考にしてみてください。

その他のKindleの比較レビューは、こちらの記事でまとめています。

⇒【Kindle比較まとめ】すべてのKindleを比較してみました