Kindle出版

【簡単】Pagesでepubファイルを作る方法

"Let me see, let me see; is not the leaf turn'd down Where I left reading? Here it is, I think."

Kindle出版するためにはmobiファイルを作成し、KDPにアップロードする必要があります。

KDPアカウント登録方法(著者・支払い受取口座・税に関する情報の登録)

mobiファイルはepubファイルを変換して作ります。つまり、mobiファイルを作るにはepubファイルが必要なわけです。

要するに…

  1. テキストデータをepubファイルで保存
  2. epubファイルをmobiファイルに変換
  3. mobiファイルをKDPにアップロード

という手順でkindle出版するわけです。

ですので、とりあえずepubファイルを作らないと話しになりません。

『どうやってテキストデータをepubファイルにすればいいの?』ってことですが、これは簡単です。

pagesというソフトを使えば、誰でも簡単にepubファイルを作ることが出来ます。

pagesはMacユーザーであれば誰でも使えます。Appストアから無料でダウンロードできます。

それでは早速、pagesを使ったepubファイルの作り方を解説します。

現在KDPでは、mobiファイル以外のファイルでも出版できるようになっています。

下記の記事で、KDPの対応ファイル一覧を紹介しています。

Kindle出版に対応しているファイル形式一覧

まずはKindle本にするテキストデータを用意

まずはKindle本を作るためのテキストを用意しましょう。

ブログ記事をまとめてKindle出版する人はブログ記事でOKです。小説や日記でも構いません。とりあえず、Kindle本化するテキストデータを用意してコピペできる状態にしておいて下さい。

要するに、紙に書いた文字ではダメです。pagesで扱えませんので、パソコンでテキストデータ化しておいてください。

pagesにテキストデータをコピペする

pagesアイコン

用意したテキストデータをpagesにコピペします。

まずpagesのアイコンをクリックしてpagesを起動させます。

 

pagesでepubを作る方法_01

テンプレートを選択する画面が表示されますので、「空白」をクリックします。

 

pagesでepubを作る方法_02

空白のページが表示されます。

上画像の赤枠の部分に、先ほど用意しておいたテキストデータをペーストします。

文字の大きさやフォントが継承されてしまって、きちんとコピペ出来ないという人は「command+shift+option+V」でペーストしてみてください。

 

ここまでで、文字の用意は完了です。

次はタイトルと見出しを設定します。

この時点で、どの部分をタイトルにして、どの部分を見出しにするか整えておくと、後の作業がスムーズに進みます。

タイトルと見出しを設定する

さて、次はタイトルと見出しの設定です。

市販の本を見ればわかることですが、まず1ページ目に本の「タイトル」があり、各章ごとに「見出し」があり、そのあとに本文が続きます。

pagesで設定する必要があるのは「タイトル」と「見出し」です。本文の部分は何もしなくてもOKです。

タイトルと見出しの設定方法は簡単です。まずタイトルから設定していきましょう。

 

pagesでepubを作る方法_03

タイトルを設定するには、タイトルにする部分を選択し、右側にあるフォーマット>テキスト>段落スタイルから「タイトル」を選択します。

これで完了です。簡単ですね。

見出しの設定方法も同じ手順です。

 

pagesでepubを作る方法_04

見出しにする部分を選択し、フォーマット>テキスト>段落スタイルから「見出し」を選択すれば、見出しの設定完了です。

 

pagesでepubを作る方法_05

例えば、タイトルの部分だけ中央揃えにしたい場合は、タイトルを選択し、フォーマット>配置>中央揃えを選択すればOKです。

タイトルと見出しの設定ができましたので、目次ページを作りましょう。

ここで設定したタイトルと見出しが、自動的に目次として生成されます

目次をつける

pagesでepubを作る方法_06

目次ページをKindle本の1枚目に作成するためには、まずマウスカーソルを一番最初の部分に移動させます。

上画像の縦線の位置で縦線が点滅していればOKです。

 

pagesでepubを作る方法_07

次に、メニューから挿入>目次>次の該当箇所をクリックします。

 

pagesでepubを作る方法_08

自動的に1枚目のページに目次が作成されます。

 

pagesでepubを作る方法_09

表示>ページのサムネイルを表示をクリックして、目次ページの位置を確認してみると…

 

pagesでepubを作る方法_10

きちんと一枚目に設置されているのがわかります。

以上で基本的なKindle本のデータ作成手順は終わりです。

ブログ、日記、小説等々をテキストデータをpagesにコピペして、タイトルと見出しを設定し、目次ページを作れば、市販の本同じような体裁になります。

では、このデータをepubファイルとして保存しましょう。

epubで保存する

pagesでepubを作る方法_11

epubファイルで保存するには、メニューからファイル>書き出す>EPUBをクリックします。

 

pagesでepubを作る方法_12

保存設定を決めるウィンドウが表示されます。

ここで注意すべき点は2つです。

表紙は「表紙なし」を選択してください。表紙画像はmobiファイルとは別でKDPにアップロードしますので必要ありません。

レイアウトは「リフロー型」を選んでください。リフロー型を選んでおくと、どのサイズのディスプレイでも文字が正常に表示されます。

以上です。

タイトルは後で変更できますので、適当につけておいても大丈夫です。

右下の「次へ」をクリックして次に進みます。

 

pagesでepubを作る方法_13

保存場所を選択し、「書き出す」をクリックすれば完了です。

指定した場所にepubファイルが作成されます。

お疲れ様でした。

まとめ

  1. テキストデータを用意する
  2. pagesにテキストデータをコピペして、タイトルと見出しを設定し、目次ページを作る
  3. epubファイルで保存する

ちなみに、漫画や絵本など、テキストではなく画像中心の本を作りたい方は、Kindle Comic Creatorがおすすめです。

複数の画像(jpegやPDFなど)をまとめて1冊のKindle本にすることができます。

Kindle Comic Creatorの使い方については、下記の記事で詳しく解説しています。

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