Kindle出版で稼ぐか、ブログで稼ぐか、どちらのほうが効率的に稼げるのでしょうか?
たとえ趣味でブログや出版を嗜むにせよ、お金を稼げたほうがいいのは言わずもがなです。
であれば、効率的に稼げる方を選びたいところです。
結論から言うと、それぞれメリットデメリットが異なりますので、一概にどちらのほうが稼げるとは言えません。
下記にKindle出版で稼ぐ場合と、ブログで稼ぐ場合のメリットデメリットを比較していますので、自分に合うほうを選んで挑戦してみてください。
ブログで稼ぐメリットデメリット
ブログで稼ぐメリット
広告との親和性が高い
読者を集めやすい
認知度を高めやすい
広告との親和性が高い
ブログで稼ぐ一番のメリットは、広告との親和性の高さです。
ASP広告*1は、基本的にブログで掲載されることを前提に作られています。ですので、ブログのサイドバーや記事末に掲載しやすく、クリックされやすいサイズのバナー画像(広告用の画像)が用意されています。
また、Googleアドセンスもブログで掲載されることを前提に作られていますので、ASP広告と同じく、ブログに掲載しやすく、クリックされやすいバナー画像が用意されています。
*1:ASP(アフィリエイトサービス・プロバイダー)とは、インターネット上に掲載する広告を取り扱っている会社のこと。代表的なものとしては、A8、アクセストレード、バリューコマースなどがある。
読者を集めやすい
ブログはSEO対策した記事(検索キーワードに沿った記事)を作ることで、特定の読者を集めることができます。
たとえば、ヘアワックス関係のウェブサイトを作っているのであれば、「敏感肌 ヘアワックス おすすめ」などのキーワードを散りばめた記事を作ることにより、敏感肌でも使えるヘアワックスを求めている人を集めることができます。
こういった特定の商品の購入意欲が高いお客様を意図的に集めることができるのは、ブログで稼ぐメリットと言えます。
認知度を高めやすい
ブログは、Twitter・instagram・フェイスブック等のSNSと連携しやすいので、情報を拡散させやすいです。
それぞれのSNSの特性を活かすことにより、ブログだけではリーチできないお客様にも、ブログの存在を知ってもらうことができます。
ブログの存在が知れ渡ると、当然アクセス数が増えます。アクセス数が増えると、GoogleアドセンスやASP広告の収入アップに繋がります。
ブログで稼ぐデメリット
ASP広告は突然なくなる
競合が多い
サイトが丸ごと消される可能性がある
ASP広告は突然なくなる
ASP広告は、自分で商品を作らなくても、他の会社の商品を紹介するだけでお金が稼げる便利なシステムなのですが…
広告配信企業の意向で、突然広告がなくなることがあります。
たとえば、広告費削減や、その広告の商品が販売停止される場合などに、広告がなくなります。
広告がなくならなくても、広告報酬額が減額されるといったこともあります。
これはまれに起こることではなく、ある程度の頻度で定期的に起きます。
競合が多い
ブログは誰でも簡単に作れます。
世界中の人々が雨後の筍のようにブログ作っていますので、同じようなブログが無数にあります。
そのなかで、自分のサイトにアクセスしてもらうのは非常に難しいです。
また、ブログの内容は誰でも無料で見れますので、簡単にコピーされて同じような記事を作られてしまいます。
同じような記事を作られると、自分の記事にアクセスしてくれる人の数は減ってしまいます。
アクセス数が減ると、当然 広告収入は減ってしまいます。
サイトが丸ごと消される可能性がある
はてなブログやライブドアブログなど、企業のブログサービスを使っている人の場合、企業の意向で突然ブログが削除される可能性があります。
たとえば、ブログ記事の内容がアダルトだったり、詐欺まがいだったり、その他ブログサービスを提供している企業がふさわしくない内容だと判断した場合、突然ブログの全データが消されることがあります。
これはもう、その企業のブログサービスを使っている以上逆らえない部分です。
もしブログを突然消されたくなければ、自分でサーバーとドメインを契約して、Wordpressブログを運営する必要があります。
Kindle出版で稼ぐメリットデメリット
Kindle出版で稼ぐメリット
価格決定権がある
競合が少ない
高収益である
価格決定権がある
自分で商品の価格を決められるのは、Kindle出版で稼ぐ大きなメリットの一つです。
ブログのようにASP広告を利用して稼ぐ場合、利用する広告ごとに報酬単価が決められています。
しかし、Kindle出版は自分が作った本を自分で売るわけですから、本の値段は自分で決められます。
最低99円*2〜最高20000円までで自由に価格を決められます。
*2:有料で販売する場合の最低単価は99円ですが、無料で販売することもできます。
競合が少ない
今やブログを運営している人は珍しくないですが、Kindle出版している人はまだまだ少ないです。(2020/04/29時点)
ですので、レッドオーシャンのブログ業界よりも、ブルーオーシャンのKindle出版業界に参入するほうが競合に勝ちやすいです。
高収益である
Kindle出版は、特定の方法で出版すると、販売価格の70%を自分の利益として受け取れます。
また、通常の販売方法でも販売価格の35%を利益として受け取れます。
プロの作家でも、販売価格の10%前後の利益しかもらえないと言われているのにも関わらず、Kindle出版はその3〜7倍の利益を出せるわけです。
非常に高収益なビジネスです。
Kindle出版で稼ぐデメリット
マーケティングしにくい
SEOが活用できない
顧客ニーズを探りにくい
マーケティングしにくい
Kindle出版する場合、基本的にAmazon上にしか商品を宣伝する場所がありません。
ですので、自分が出版したKindle本を沢山の人に知ってもらうには、ブログやTwitterやセミナーなど、他の方法を活用する必要があります。
SEOが活用できない
Kindle出版した本は、Amazonのウェブサイト上で販売されます。
Kindle本の販売ページは1ページのみです。
この1ページに、本を買ってくれる人が興味のあるキーワードを散りばめてSEO対策するのは不可能です。
ですので、Kindle出版では基本的にSEOでGoogle検索からお客様を集めてくることはできません。
顧客ニーズを探りにくい
ブログの場合、どの記事がどんなキーワードでアクセスされたか?という「検索クリエ」の情報を収集することができます。
この情報をもとに、読者が興味のある記事を増やしていくことで、ブログのアクセス数を伸ばしていくことができます。
しかし、Kindle出版の場合、検索クリエの情報を収集できません。ですので、検索クリエから逆算して、顧客のニーズに沿った本を作ることはできません。
もちろん、Kindle本の中にメールアドレスを記載するなどの方法で、読者のニーズを拾うことは出来ますが…非常に効率が悪いです。
Kindle出版かブログ運営か、どちらの方がおすすめ?
Kindle出版は自分で値段を決められますし、販売価格の最大70%もの利益を受け取れる高収益ビジネスなのですが、それ単体では稼ぎにくいことは確かです。
なぜなら、宣伝しにくいからです。
宣伝して知ってもらわないと、どんな良い商品も売れません。
ですので、Kindle出版するなら、Twitterやブログなど、インターネット上で情報を拡散できるモノと合わせて利用するのがおすすめです。
察しの良い方は、本記事の内容でお気づきかもしれませんが、ブログとKindle出版のメリットデメリットは、相互に補完し合う関係にあります。
ですので、Kindle本を作り、その内容に沿ったブログを作れば、それぞれを個別でやるよりも稼ぎやすくなります。
たとえば、「自家製ベーグルのレシピ本」を作り、ブログでベーグルの作り方の記事を更新していくというような方法です。
こうすれば、ブログでベーグルの作り方に興味のある人を集め、その人に向けてベーグルのレシピ本を売ることが出来ますから、当然 本が売れやすくなります。
また、ブログにベーグル通販サイトのASP広告などを貼れば、Kindle出版の収益に加えて、ASP広告の収益も得ることができます。
なので、理想としては、Kindle出版で稼ぐか?ブログで稼ぐか?の二者択一でなく、両方やるのが最も稼げる方法となります。
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