Amazonのオーディオブック「Audible」は、音声で本を読み上げてくれるので、Kindle端末やiPhoneを片手に本を読む必要がありません。
本を聴きながら他のことができるので、生産性上げたい方、スキマ時間を効率的に利用したい方におすすめです。
しかし、iPhoneのKindleアプリでは、本のテキストを読み上げてくれる「読み上げ機能」が使えます。実質、オーディオブックと同じような機能が備わっていると言えます。
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もくじ
Kindle本をiPhoneの読み上げ機能を使ってオーディオブック化する方法
New Apple AirPods with iPhone 7 | Maurizio Pesce | Flickr 私は本を読むのは好きなのですが、文字を読むのが遅くて苦労していました。 しかし、iP ...
であれば、月1500円も支払ってAudible会員になる必要はありませんよね?読み上げ機能でことたりるんですから。
おそらく、Audible会員になるべきかどうか悩んでいる人の多くは、この問題がネックになっていると思います。
ということで、「Audible」と「読み上げ機能」を比較してみました。
Audibleが読み上げ機能よりも優れている点もありますので、それらを考慮して、Audible会員になるかどうか判断してみてください。
Audibleと読み上げ機能の比較
機能比較一覧表
Audible | 読み上げ機能 | |
声の感情 | ○ | ✗ |
価格 | △ | ○ |
読み上げ速度 | ○ (上限3.5倍速) |
○ (上限4倍速) |
利便性 | △ (聴けるのみ) |
○ (読める&聴ける) |
デバイス | ○ (PCでもアプリでも聴ける) |
△ (アプリでしか聴けない) |
総合得点 (○=3/△=2/✗=1) |
13/15 | 12/15 |
上表が、AudibleとiPhoneの読み上げ機能を比較したものになります。
総合得点を見てもらえばわかると思いますが、どちらも優劣つけ難いです。ただ、個別の機能を比較してみると、得意不得意があるのがわかります。
それぞれ詳しく解説していきます。
声の感情
Audibleは、本の著者が本の内容を読み上げてくれるわけではありません。一部そういう本もありますが、基本的には読み上げ専門のナレーター(西友みたいな人)が読み上げてくれます。
ナレーターは、本の内容に沿って、感情を入れて読み上げてくれます。ですので、より本の内容が頭に入ってきやすいです。感情をともなった情報は記憶されやすいので、本の内容の定着率も良い可能性が高いと言えます。
一方、iPhoneの読み上げ機能は、機械音声が淡々とテキストを読み上げるだけです。そこに声の抑揚や感情はありません。単に情報収集を目的としたビジネス本の読書などは、特に問題ないと思いますが、小説や自伝等のストーリー性のある本の場合は、ナレーターが読み上げてくれるAudibleのほうが本の内容を楽しめると思います。
価格
Audibleは、月々1500円のサブスクリプションサービスです。
Audible会員になって最初の1ヶ月目(30日間)は無料で使えます。ただ、翌月から毎月1500円支払う必要があります。詳しい内容については、下記のリンク先で確認してみてください。
⇒ Audible
月々の支払い1500円の中には、本1冊無料分も含まれていますので、毎月1冊は追加料金無しでオーディオブックを聴く事ができます。ただ、2冊目以降はオーディオブックの代金を支払う必要があります。
大抵のオーディオブックは、おおよそ1冊1500円です。本によって異なりますが、オーディオブックはKindle本と比較して10〜20%ほど価格が高いと言えます。
Kindle本より10〜20%ほど価格が高く、毎月1500円支払う必要がある(毎月1冊無料サービス含む)価格設定をどう捉えるかですね。
読み上げ速度
読み上げ速度は、Audibleが上限3.5倍速なのに対して、Kindle本の読み上げ機能は上限4倍速です。
ちなみに、読み上げ速度を上限まで速度を上げると、ほぼほぼ声の感情は情報として入ってこなくなります。
本の内容を味わうよりも、時間効率を上げて知識を得たい人にとっては、iPhoneの読み上げ機能の方が良いと言えます。
利便性
Audibleのオーディオブックは、音声だけでテキストの本は付属していません。
Kindle本は、普通の電子書籍を読み上げ機能を使って疑似オーディオブック化しているだけですので、オーディオブックとして本を聴くこともできますし、電子書籍として本を読むこともできます。
Kindle本の方がコスパが良いと言えます。
デバイス
Audibleは、ディスクトップパソコンでも聴けますし(専用プレーヤーがある)、スマホアプリでも聴くことができます。
一方、Kindle本の読み上げ機能は、スマホでしか利用できません。ディスクトップ版のKindleアプリで読み上げ機能を利用することはできません。英語のKindle本は、一部ディスプトップ版での読み上げ機能に対応しているようですが、基本的に日本語のKindle本は対応していません。
パソコンでもスマホでも本を聴けるという点では、Audibleが便利ですね。
「Audible」か「Kindle本の読み上げ機能」のどちらがおすすめ?
Audibleはこういう人におすすめ
Audibleは、ストーリー性のある本を楽しみたい人におすすめです。
たとえば、小説や伝記などは、無感情なKindle本の読み上げ機能を使うよりも、ナレーターが感情をいれて読んでくれるオーディオブックの方が楽しめます。
Kindle読み上げ機能はこういう人におすすめ
コスパ重視、時間効率重視の方は、AudibleよりもKindle本の読み上げ機能を使う方がおすすめです。
AudibleよりKindle本の方が、1冊あたりの本の価格が若干安いですし、読み上げ速度もAudibleよりKindle読み上げ機能の方が若干速いです。
本の内容を楽しむより、知識を得る方を重視したいビジネスパーソンの方は、Audibleを使うよりKindle読み上げ機能を使うほうが良いと思います。
ただ、Kindle読み上げ機能の音声は機械音声ですので、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。無感情ですし、漢字の読み間違いもあったりしますので。
もし、上記のKindle本読み上げ4倍速動画をみて、自分には合わなさそうだなと感じるのであれば、Audibleを使ったほうがいいと思います。人によって合う合わないはありますので。
Audibleは1ヶ月間無料で使えますので、AudibleとKindle読み上げ機能の両方を比較してみて、自分に合う方を使うというのも良い方法だと思います。
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