Kindle oasisを購入しましたのでレビューしたいと思います。
実は、 Kindle oasis は価格が高価ということもあり購入を見送っていました。
ただ、冷静に Kindle voyage から Kindle oasis への改善点をみてみると…「実は案外お得なのでは?」と感じましたので、思い切って購入してみました。
個人的には非常に満足しています。
ただ、これから Kindle voyage から Kindle oasis に買い替えようと考えている方は、不安な点も多いと思います。
本記事で Kindle oasis の特長、 Kindle voyage と Kindle oasis の違いをまとめましたので参考にしてみてください。
Kindle Oasis(第10世代)が発表されました。
【第10世代】Kindle Oasis 色調調節ライト搭載モデル 新発売【2019年7月24日発売予定】
本記事で紹介しているKindle Oasisは、色調調節機能がついていない旧バージョンのKindle Oasisになりますので、ご注意ください。
ただ、色調調節機能のついた第10世代のKindle Oasisと、本記事で紹介している一つ前の世代のKindle Oasisとの大きな違いは「色調調節機能だけ」です。
端末のデザインや、色調調節以外の機能(防水や明るさ自動調節など)はほぼ変わりません。
もくじ
Kindle oasis の中身
Kindle oasis のパッケージには、AmazonロゴのAからZまでをつなぐニコちゃんマークの矢印が印刷されています。
確か Kindle voyage のときのパッケージには「amazon」と単純にテキスト文字が印刷されていました。どんどんシンプル化しているようです。
中身は…
- Kindle oasis 本体
- micro usb コード
- 取扱説明書
の3つが入っています。
ACアダプターは入っていませんので、別途購入する必要があります。
Kindle oasis の公式ACアダプターには5Wと9Wのものがありますが、9Wの方がすばやく充電できるのでおすすめです。
usbは「micro usb」ですので、お間違いのないように。
mini usb と形状は似ていますけど別物です。
どのusbコードが kindle oasis に対応しているのかわからなければ、公式のkindle用usbコードを購入しておけば大丈夫です。
Amazon公式のkindle用usbコードは、 Kindle oasis だけでなく、 Kindle voyage や Kindle paper white など、全てのkindleデバイスに対応しているので安心です。
Kindle oasis の特長
Kindle oasis の本体
Kindle oasis の本体はこんな感じです。
Kindle oasis 以前のKindleデバイスは全て6インチの画面サイズでしたが、 Kindle oasis は7インチです。
画面の表示領域が広くなって、文章も漫画も非常に読みやすくなっています。
ボディは金属製(アルミ合金製)です。
プラスチックやラバー製ではない理由は…
- 軽量化
- 剛性向上
- 防水対応
のためですね。
特に防水対応には注目です。
現在(2018/04/09)までに発売されている全てのKindle端末の中で、防水対応なのは Kindle oasis だけ*1です。
お風呂場でゆっくり読書を楽しみたい方や、お風呂で漫画読みながら半身浴ダイエットしたい方には、特にありがたい機能ではないでしょうか。
Kindle oasis の画面解像度
画面解像度は、 Kindle voyage と変わらず300ppiですが、もうこれに関しては向上する必要がないほど高解像度ですからね。必要十分以上といえるでしょう。
上写真のように、画面ギリギリまで近づいて接写してみても文字のエッジにジャギー(ギザギザ)が見えません。
大げさではなく、紙に印刷されている文字とほぼ同じレベルの美しさといって差し支えないと思います。
ボディの薄さ
ボディーの薄さ(厚み)は、最も薄い部分で3.4mm。最も太い部分でも8.3mmです。1cm以下に収まっています。
ご覧の通り、左側(もしくは右側)に重心が偏っているので、単純に傾斜のない平らな板形状よりバランスよく持てます。
Kindle oasis を机において読む場合は上画像のような状態になります。
傾斜がかかっているといっても、そこまで斜めにはなりません。
傾きが読書に影響するということはほぼないでしょう。
画面の凹凸
Kindle や Kindle paper white には、スクリーン画面とそれを囲う本体の間に凹凸がありますが、 Kindle voyage と Kindle oasis には画面上に凹凸がありません。平面です。
ですので、フリック入力の際に指を邪魔するものがなく、ページ送りしやすいという利点があります。
単純に凹凸がないのでデザイン的にカッコいいということもありますね。
物理ボタン
Kindle voyage のページ送りボタンは、感圧式のボタンで物理的な凹凸はありませんでした。
でも、この感圧式のボタンはデザイン性はいいものの、ユーザーからボタンを押したかどうか判断しにくいという不満がありました。
Kindle oasis はそのユーザーの声を反映してか、ページ送りボタンが物理ボタンに変更されています。
コチコチと心地よいクリック音でクリックした際の感触もGOODです。
しっかり押した感がありますし、ページ送りの反応もよいです。
持ちやすさ
Kindle oasis は片手持ちで読書することを想定して、あえて左右非対称に作られています。
それゆえ、 Kindle oasis 以外の Kindle voyage 、 Kindle paper white、 Kindle と比べて格段に片手で持ちやすいです。
また、ディスプレイが手で持つ側と反対側に寄っているので、親指がディスプレイを覆ってしまうこともありません。よく考えられています。
さらに、ボディ後ろ側の部分が弧を描くように反り返っていて指が引っかかりやすくなっています。
これもホールディングしやすくなっている要因の1つです。
初期設定
Kindle oasis の初期設定は超簡単です。
なぜなら、Amazonから出荷される時点で全て初期設定されているからです。
起動した瞬間に「こんにちは○○さん」と、いつもAmazonにログインしているアカウント名が表示されます。
たとえば、iPhone買った瞬間に、スマホのデータ移行作業しなくても、電話帳やアプリ一式が全てインストールされているようなものです。
KindleをAmazonから購入した場合、Amazon以外の会社が個人情報をみる可能性はほぼないわけです。ですので、Amazonアカウントの情報一式をインストールしておいて出荷するという芸当ができるわけです。
ですので、初期設定でやることといえば「言語設定」ぐらいです。その他の設定は画面にしたがって数クリックすれば済みます。
Amazonと提携している家電ショップでKindleを購入する場合、アカウント情報入力等の細々とした設定を自分でしなければならない可能性があります。
ですので、Kindle端末を買うならAmazonから直接購入したほうが便利です。
Kindle voyage から Kindle oasis への改善点まとめ
Kindle voyage から Kindle oasis に買い換えようかなと考えている方のために、 Kindle voyage → Kindle oasis への主要な改善点をまとめておきます。
- LEDライト:6個→12個
- 画面サイズ:6インチ→7インチ
- 持ちやすさ:グリップ部分なし→グリップ部分あり
- ページ送りボタン:感圧式ボタン→物理ボタン
- オーディオブック再生:再生不可→Bluetooth機器で再生可能
- 保存容量:4g→8〜32g
- 防水:非対応→対応
以上です。
基本性能がグレードアップしているのはもちろんのこと、「オーディオブック」「防水」など、 Kindle oasis 以前のkindle端末には存在しなかった機能が追加されている*1のにも注目です。
*1:防水対応のKindle Paperwhiteが発売されました。
→ Kindle Paperwhite(第10世代)購入レビュー
まとめ
Kindle oasis は、全Kindle端末の中で最高の電子書籍リーダーです。(2018/04/09時点)
画面の大きさ、持ち安さ、デザイン性、どの要素も Kindle voyage 、 Kindle paper white 、 kindle より優れています。
最高の読書体験を求める方は、どのKindle端末を買うかで迷ったら Kindle oasis を選んでおいて間違いはないでしょう。
ただ、問題は「価格」です。
Kindle oasis は、価格度外視で最高レベルの電子書籍リーダーを作ったような印象があります。
ですので、価格に納得できない人は Kindle oasis ではなく、 Kindle paper white 等のコスパの良いKindle端末を購入したほうが満足できるかもしれません。
でも…、
- 月に数十冊〜数百冊本を読む
- 通勤・通学時間に快適に読書したい
- お風呂でも読書したい
というような人は、たとえ価格が高くても Kindle oasis を買う価値があるのではないかと思います。
月に数十冊〜数百冊本を読むなら、 Kindle oasis の表示領域の大きい画面は読書スピードを助けてくれるでしょう。
また、通勤・通学途中で読書するなら、片手で持てるホールディングの良さは大切です。
お風呂場で読書したいなら防水性能は必須ですし、防水対応しているのは全Kindle端末の中で Kindle oasis だけ*1です。
以上を考慮して、2万9980円〜に納得できるなら Kindle oasis は「買い」の電子書籍リーダーと言えます。
私の場合は「月に数十冊〜数百冊本を読む」と「通勤・通学時間に快適に読書したい」に当てはまるので、 Kindle oasis を購入しました。
結果、満足しています。正直、もっと早く買っておけばよかったなと思っています。
Kindle OasisとKindle Voyageの比較についてはこちら。
-
Kindle VoyageとKindle Oasisの比較
Photo credit: bfishadow on Visual hunt / CC BY Kindle VoyageとKindle Oasisを比較してみました。 この2機種で悩んでいる人は、おそ ...
2019年発売のKindle Oasis(第10世代)に関してはこちら。
-
【第10世代】Kindle Oasis 色調調節ライト搭載モデル 新発売【2019年7月24日発売予定】
Kindle Oasisの新モデルが発表されました。 今回のモデルで世代数が第9世代→第10世代になります。 ハードウェアのデザインは第9世代と変わりませんが、いくつか新機能が追加されていますので紹介 ...
その他のKindleの比較レビューはこちらの記事でまとめています。
⇒【Kindle比較まとめ】すべてのKindleを比較してみました