KDPセレクト(以下KDP)の「無料キャンペーン」機能を使うと、最大で5日間あなたの出版したKindle本を無料で販売できます。
Kindle本を無料で販売すると、Amazon上の人気ランキング(販売数ランキング)に掲載されやすくなりますので、認知度UPにつながります。認知度が高くなると、有料で販売している他の本が売れやすくなります。
また、漫画や小説など、連作の本を出版されている方は、1巻目を無料で販売することで、続きを読みたくなった読者が有料で販売している2巻目を買ってくれやすくなります。
もし、Kindle出版してみたものの、本の売れ行きがいまいち良くないという方は、ぜひKDPの無料キャンペーン機能を活用してみましょう!
まだKDPの無料キャンペーンを使ったことがない方は、本記事でKDP無料キャンペーンの使い方を詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
KDPに登録してKindle本を無料で販売するための初期設定
KDPの無料キャンペーン機能を使うには、以下のKDPセレクトに登録する必要があります。
登録方法は簡単です。
まず、KDPにログインして管理画面の「本棚」にアクセスします。
本棚の画面上には、現在まで出版したKindle本一覧が表示されています。
その中から、無料で販売したい本の「…」ボタンをクリックし、「権利、ロイヤリティ、価格の編集」をクリックします。
「権利、ロイヤリティ、価格の編集」をクリックすると、上画像のようにKindle本の価格に関する設定画面が表示されます。
画面上部のKDPセレクトへの登録の欄にある「KDPセレクトに登録する」にチェックを入れます。
「KDPセレクトに登録する」にチェックし終えたら、画面下部にある「Kindle本を出版」のボタンをクリックします。
KDPの無料キャンペーンの使い方
先程、無料キャンペーン機能を使うために、無料で販売するKindle本を「KDPセレクトに登録」しました。
しかし、これだけではまだ無料キャンペーン機能は有効になっていませんので、引き続き設定をしてやる必要があります。
KDPの本棚の画面を開き、KDPに登録した本の「…」ボタンをクリックし、「キャンペーンと広告」をクリックします。
KDPの販売促進機能の画面が開きます。
画面左下にある「無料キャンペーン」にチェックを入れ、「無料キャンペーンの実施」をクリックします。
無料キャンペーンの期間を決める画面が表示されますので、任意の期間を入力します。
無料キャンペーンは最大5日間しか設定できませんので、1〜5日間の間で入力します。
また、無料キャンペーンは最短で設定日の翌日からしか有効になりませんので、ご注意ください。
入力し終えたら、画面右下の「変更を保存」をクリックします。
正しく設定できていれば、KDPの販売促進機能の画面下部に、無料キャンペーンの実施期間が表示されます。
これで、Kindle本を無料で販売できるようになりました!
もしかすると、Kindle出版経験者の方は…
「KDPに登録するだけで、Kindleアンリミテッド会員に無料で販売できるようになるんだから、無料キャンペーン機能なんて使う必要ないのでは?」
と思われているかもしれませんが、それは間違いです。
実際に、KDPに登録しただけの場合と、KDPに登録して無料キャンペーン機能を使った場合を比較してみましょう。
KDPに登録しただけの場合 vs KDPに登録して無料キャンペーンを行った場合の違い
KDPに登録しただけの場合
上画像は、KDPに登録したKindle本の販売ページです。無料キャンペーン機能は使っていません。
赤枠で囲ってある部分をご覧いただければ分かる通り、Kindleアンリミテッド会員は無料で読めるようになっています。
しかし、青枠で囲ってある部分を見ていただくと分かる通り、Kindleアンリミテッド非会員の方は、お金を出さないと買えません。
Kindle本を完全に無料で販売したい場合、このズレはちょっと気になるところですよね。
しかし、KDPに登録して無料キャンペーン機能を使えば、この問題は解決できます。
KDP無料キャンペーンを行った場合
上画像は、KDPに登録して、さらに無料キャンペーン機能も使っているKindle本の販売ページです。
赤枠で囲ってある部分をご覧いただければ分かる通り、Kindleアンリミテッド会員の方も、非会員の方も、全て無料で購入できるようになっています。
KDPに登録して、Kindleアンリミテッド会員にだけ無料で販売するか…
それとも、無料キャンペーン機能も併用して、非会員の方にも無料で販売するか…
どちらの方が本が売れやすくなるかは、言わずもがなですよね。
もし、長期間(5日間以上)無料で販売し続けたい場合はどうすればいいのか?
ちなみに、KDPの無料キャンペーンの有効期限は最大5日間ですが、5日後以降に再度設定すれば、さらに5日間無料販売期間を延長できます。
ですので、そのつど再設定が必要ではありますが、常時無料で販売することもできます。
無料キャンペーンを上手に活用して、Kindle本の販売数を増やしていきましょう!
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無料販売ではなく『割引販売』したい場合
もし、無料販売ではなく、割引販売したい場合は「Kindle Countdown Deals」を使うようにしましょう。
無料キャンペーンの場合、何冊売れても著者にロイヤリティ収入は支払われません。しかし、Kindle Countdown Dealsで割引販売した本が売れた場合は、著者にロイヤリティ収入が支払われます。
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